アンバサダーへの共感で地域の魅力を全国に発信
高橋酒造株式会社
未曾有の水害に見舞われた人吉球磨地方をリブランディングするためのオウンドメディア。当地を愛する文化人・タレント・俳優等の視点から、地域の魅力を訴求しています。スプーでは全体企画、キャスティング、取材・撮影、原稿制作、サイト制作までトータルに担当しました。
URL | https://ambassadors.hakutake.co.jp/ |
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業界・業種 | 酒造メーカー |
制作 | Webサイト、コンテンツ |
プロジェクト期間 | 3ヶ月 |
当社スコープ | 全体設計、企画、著名人アサイン、デザイン、コーディング、取材、撮影、編集、執筆、ディレクション |
課題:大規模水害で被災した地元の町。「復興」にとどまらず、同地域の大きな価値・魅力を日本中の人に知ってほしい。
クライアント様の本社がある熊本県人吉球磨地域は、2020年7月に大規模な洪水の被害を受けました。人吉を代表する企業であるこの酒造メーカー様は、地域の復興に貢献するとともに、地元の町が持っている長い歴史や豊かな文化の価値、その魅力を全国の人に知っていただきたい、改めて、この町の魅力を再定義して、災害前よりも積極的に発信していきたい、という思いを持っていました。
施策:【アンバサダー・インタビュー】地域をよく知る著名人の視点から地域の魅力を語る
クライアント様とのディスカッションを重ねる中で、浮上したのは、さまざまな分野で活躍している著名人で、かつ、この地域の文化や魅力を本当によく知っている方々を探し出して、彼らそれぞれの視点から、じっくりとその魅力について話しをしていただく、という企画でした。
地域の文化にもさまざまな分野があるので、アンバサダーもいろいろな分野の方が必要でした。食べ物に詳しい人。お酒に詳しい人。鉄道に詳しい人。気候に詳しい人。この町で育っていちどは町を離れた人などなど。
読者が登場したアンバサダーのファンであったり、彼らを信頼していたり、彼らに共感していれば、読者はアンバサダーの言葉を通して地域の魅力をリアリティとシンパシーを持って強く感じ取り、深く理解してくれるはずです。こうした手法は、「共感マーケティング」や「インフルエンサーマーケティング」とも共通するところが多いですが、「アンバサダー」という位置づけは、アピールするもの・事柄に、よりコミットするニュアンスがあるところが特徴です。それだけに、本当に対象をよく知る人、深く愛している人を選ぶ必要があります。
この企画でインタビューを実施したアンバサダーは、轟悠さん(宝塚歌劇団)、中原丈雄さん(俳優)、小倉ヒラクさん(発酵デザイナー)、六角精児さん(俳優)、斉田 季実治さん(気象予報士)、巻誠一郎さん(元プロサッカー選手)、火の国サラマンダーズ(プロ野球チーム)、中田 裕二さん(シンガーソングライター)の8組の方々です。
複数のメディアに展開し、タッチポイントを増やす
今回、クライアント様とお付き合いのある地元の新聞社様が、このコンテンツを同時掲載してくださいました。それにより、地域の方々にこういう取組が行われていることを幅広く知っていたく機会が得られました。このコンテンツはロングインタビュー形式ですので、すべての記事を通読される方は一部かも知れませんが、こうした取り組みが行われて、どんな方々が登場しているのか、という事実が認知されることに繋がったのではないでしょうか。コンテンツと読者との接点は、必ずしもWebサイトに限定せず、SNSや紙メディアなど、さまざまなメディアに展開することで、より幅広い方々に触れて頂く機会が創出できるのではないかと思います。
アンバサダーインタビューの応用範囲
次のような目的に適しています。
- 地域(街・都市)のリブランディング
- 歴史あるブランドのリブランディング
- 熱心なファンがいる商品の一般認知度の拡大
- 敷居が高いと思われているもの・ことを広く一般に訴求
今回ご紹介したコンテンツ:
人吉球磨アンバサダーズ・インタビュー