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影響力あるインフルエンサーへの共感で、来訪のきっかけを創出

公益財団法人 東京都歴史文化財団

東京都立の美術館・劇場の情報誌。展示・イベントプログラムの情報提供にとどまらず、美術館の楽しみ方やアートに親しむライフスタイルの魅力を、アート好きな俳優・タレントなどのインタビューを通して訴求しました。企画からタレントのアサイン、取材、編集、デザイン、印刷、配本までの全フローを担当。無料配布されるフリーマガジン版およびWeb版で展開。

URL https://www.rekibun.or.jp/art/artnewstokyo/
業界・業種 公益財団法人(文化・芸術振興)
制作 コンテンツ、冊子
プロジェクト期間 継続(3年間)
当社スコープ 企画、著名人アサイン、取材、撮影、編集、執筆、デザイン、Webコンテンツ制作、ディレクション

東京都歴史文化財団は、公益財団として、広く社会に向けて美術・写真・音楽・演劇・舞踊・歴史・建築等の分野で多種多様な事業を展開している団体です。またこれらの助成等を通じ、様々な芸術文化活動を支援しています。
具体的には東京都美術館、東京芸術劇場、東京都江戸東京博物館ほか10を超える都営の文化・芸術関連施設を管理・運営しており、それらの活動は広報誌「ART NEWS TOKYO」で発信されています。
当社では、この「ART NEWS TOKYO」のWeb展開、および紙媒体の企画編集を担当させていただきました。

課題:各施設のイベント情報や魅力を発信し来訪者の拡大を図ること

東京都歴史文化財団が運営する各施設では、一年を通じて様々なイベントが開かれています。
国外の楽団を招いた演奏会や、若手アーティストにスポットをあてた展覧会、江戸から東京に至るまでの歴史をたどる特別展など、たくさんの企画が用意されています。
これらのイベント情報を多くの方に知っていただき、イベントへ興味関心を持っていただく、最終的には実際に現地へ足を運んでいただくことが課題でした。

施策:Webと紙媒体の連携、インフルエンサーを起用したコンテンツ企画の実施

この課題を解決するにあたって、当社が行った施策は主に二つに分けられます。一つは従来の紙媒体に加えWebでの発信を行うこと。もう一つは潜在層やインバウンド(外国人旅行者)の認知拡大を図ることです。

Webと紙、ワンソース・マルチユースの制作体制を日本語と英語の二か国語で確立

紙とWebのワンソース・マルチユース

まずはそれまで紙媒体のみの発行だった「ART NEWS TOKYO」をWebにも展開することで読者の流入を図りました。同誌は日本語と英語の二言語で制作されています。インバウンド向けにこの二言語対応をWeb版でも実装、ワンソース・マルチユースの制作体制を二言語で確立しました。
同誌ではインバウンドを対象に、日本の伝統文化・芸能を短時間で気軽に体験できるプログラムを紹介するコンテンツを掲載しています。Web上でテキストにすることでこれらがキーワード検索にヒットするようになり、よりたくさんのインバウンド集客を見込めるようになりました。

インバウンド向け情報をWebで展開

アートに親和性の高いインフルエンサーを起用し潜在層にアプローチ

タレント・俳優・アーティスト等をアサインし、巻頭に特集記事を展開。その人物への興味関心を入口にし、各種イベントや施設を知っていただくきっかけを創出しました。
文化庁の調査によると、日本では1年に1度もアートを鑑賞しない人の割合は約46%。およそ国民の半数が全くアートに触れることがないそうです。その理由として最も多いのは「関心がない」というもの。こうした人々の関心をいきなり高めるのは難しいですが、少しでも親しみを感じるような内容を心がけました。

(左上から時計回りに)香取慎吾さん・古坂大魔王さん・篠原ともえさん・山本美月さん・檀れいさん

実際に香取慎吾さん・古坂大魔王さん・篠原ともえさん・山本美月さん・檀れいさんなど、著名なインフルエンサーの方々にご協力いただき、アートとの関わりや、アートへのこだわりを語っていただきました。

アートの楽しみをマンガで紹介

親しみを感じる内容、という点ではマンガを使ったコンテンツ制作もポイントの一つです。
アートと聞くと少し身構えてしまうことがあります。アートに詳しい人や、アートを学んでいる人にしか分からないもの、というような印象を抱いている方も少なくないはずです。しかしアートは、実際にはどんな方でも気楽に楽しんでいただけるもの。アート初心者が楽しめるコンテンツを作り、その裾野を広げたいという思いから、東京のアートに実際に触れて感じたことをマンガでレポートするコミックルポの連載を行いました。

第5回 TOKYO ART探訪

イベント情報の告知にとどまらず各施設の魅力を横断的に紹介

東京都歴史文化財団が運営する施設の魅力は、期間限定で開催している特別なイベントや企画展以外にもたくさんあります。これらを知っていただくため、子ども向けイベントの特集を作成したり、各施設のバリアフリーの取り組みを紹介。アートを特別なものではなく、日常に隣接するものとして、どんな入口からでも接することができるようにしました。

今回の事例の応用範囲

  • 著名人やインフルエンサーを起用した潜在層への認知拡大
  • Webと紙媒体を効果的に組み合わせた広報活動
  • 海外からのインバウンド集客

今回の事例では著名人やインフルエンサーを起用し、自社の商品やサービスを既存の顧客だけではなく、潜在層・インバウンドに発信するコンテンツの企画制作を行いました。
また紙とWeb、二つの媒体でコンテンツを掲載することで、片方だけで行うより効果的な広報活動にも繋げました。
当社ではこのようにWebに限らないワンソース・マルチユースなコンテンツの企画・制作を行うことが可能です。広報活動の幅を広げたい方、インフルエンサーマーケティングに興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

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