Webリニューアルで膨大なコンテンツを最適化、SEOに貢献
クレイア・コンサルティング株式会社
膨大な既存コンテンツを棚卸しして整理。ヘッダーメニュー・サイドメニューなどの導線を改善し、サイト内の回遊性を高めました。
SEOを意識したコーディングを行い、豊富なコンテンツによる見込み顧客の集客をはかりました。
URL | https://www.creia.jp/ |
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業界・業種 | 人事コンサルティング会社 |
制作 | Webサイト |
プロジェクト期間 | 6ヶ月 |
当社スコープ | 全体設計、デザイン、コーディング、CMS導入 |
課題:サイト来訪者が迷わず希望のコンテンツにたどり着けるような、使い勝手の良いサイトを作ること
クレイア・コンサルティング様は、企業の人事部門が直面する多岐にわたる課題に対応した人事コンサルティングサービスを提供する企業です。
提供するコンサルテーションの質や課題解決能力の高さを示すものとして、同社のウェブサイトには人事関連の専門的な知識が習得できるコンテンツが豊富に掲載されています。
しかし旧サイトではこれら多数のコンテンツが適切に整理できておらず、使い勝手の悪さを感じておられました。
サイト来訪者が求めるコンテンツに迷わずたどり着き、同社の事業について理解を深められるような、より機能的なサイトへリニューアルしたい。そのようなご要望を頂きました。
施策:リニューアルコンセプトを明確に定義、課題を言語化し共有
弊社は仕様策定から設計、デザイン、コーディングにいたる、リニューアルプロジェクト全体を担当しました。
重視した点
今回のプロジェクトで重視したのは、リニューアルのコンセプトを明確に定義することでした。
先に挙げた「コンテンツへの導線の改善」が主要な課題でしたが、同社からは他にも解決すべき課題が多数挙げられていました。一定の予算・スケジュールの中ですべての課題を解決することはできません。まずは同社と議論を重ね、そもそもWebに求めることは何か、今回は何を解決し、何を解決しないのかについて明文化し、意識合わせを行うことから始めました。
また課題に関してもしっかりと言語化し、後の制作進行においてブレが出ないよう留意しました。
例えば分かりづらい、使いづらいといった課題に関して、その分かりづらさ・使いづらさは何に起因しているのかといった掘り下げを徹底的に行い、言葉で残すことに努めました。そしてその言語化された課題をデザインプロセスで吟味し、適切なデザインに結びつけていくといった取り組みを行いました。
具体的な解決方法
サイトにどんなコンテンツが掲載されているか分かりづらい。そう感じられるケースの多くは、コンテンツを分類するカテゴリーの設計が適切でないことに起因しています。例えばカテゴリーの内容が重複している、カテゴリーの階層構造に過不足がある、当初想定していたカテゴリー分類と現状のコンテンツとの間に齟齬がある、などです。同社の旧サイトにおいてもカテゴリー設計には見直すべき点がありました。それらを解決するためにまずすべてのコンテンツを棚卸しし、適切なカテゴリー分類についてご提案、議論を繰り返しました。
またカテゴリー分類においては、デザインの観点からも改善を行いました。例えば、あるコンテンツにたどり着いた閲覧者が、その後サイト内を回遊する過程で、今どのカテゴリーを見ているか分からなくなるという課題がありました。この課題に対しては、カテゴリーごとにテーマカラーを設け、遷移した先でカラーが変わった場合に別のコンテンツにたどり着いたことが直感的に理解できるようにしました。一方、サイト全体のデザインは同社のブランドを損なわないシンプルなものにする必要があったため、使用するカラーの設定については慎重に取り組みました。
お客様からの評価
Webリニューアルの内容検討の前に、まずはクレイア・コンサルティング様の事業理解に注力しました。同社が提供するサービス自体の理解にとどまらず、競合他社や顧客の動向なども含め、同社が置かれている環境自体を理解し、それを直接的・間接的にプロジェクトに反映できるよう努めました。同社からは「事業に対する深い理解のもとリニューアルを進めてもらうことができた」「事業理解をWebサイトに落とし込んでいく上流設計に優れていた」とのコメントを頂戴いたしました。
今回の事例の応用範囲
自社サイトに専門性・独自性の高いコンテンツを豊富に用意し、その内容に興味を持つ見込み顧客を検索経由で集客するといった、SEOを活用したコンテンツマーケティングに取り組む企業が年々増加しています。ただコンテンツ量は豊富にある一方、それらを適切に整理・分類できていないケースもあるのではないでしょうか。サイトにそのような問題がある場合、せっかく来ていただいた来訪者が離脱してしまったり、検索サイトからの評価の妨げになったりする恐れもあります。
当社ではお客様の事業に対する深い理解のもと、コンテンツを分類するカテゴリー設計を適切に行い、デザイン・実装まで責任を持って行っています。コンテンツの見せ方に関して課題をお持ちの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。