製品の導入事例記事で企業のビジョンをアピール
総合医療機器・システムメーカー企業
メーカーのコーポレートメッセージを核に、日本各地での製品導入事例を紹介するコンテンツ。
過疎地域・離島における高度医療の重要性など、ブランドジャーナリズム的視点のもとインタビューを実施。スクロールでストーリーを読み進められるインタラクティブなユーザーインタフェースと合わせて提供しました。
URL | https://www.medical.canon/jp/mfl/ |
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業界・業種 | BtoB 機器メーカー |
制作 | Webサイト、コンテンツ |
プロジェクト期間 | 3ヶ月(初期構築) |
当社スコープ | 全体設計、デザイン、コーディング、取材、撮影、編集、執筆、ディレクション |
課題:コーポレートメッセージと企業活動のリアルを結びつけること
医療現場で欠くことのできない「画像診断装置分野」において、圧倒的なシェアを誇る同社。国内のみならず、世界150以上の国や地域にサービスを展開する医療機器のリーディングカンパニーとして、各地の医療を支えていらっしゃいます。
日本が抱える大きな問題の一つに、社会の超高齢化があります。2025年には約800万にも上る団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、全国民の4人に1人が後期高齢者になるとされています。これに付随する諸問題は「2025年問題」と呼ばれ、対応の必要性が叫ばれています。
すでにその影響は各地で表層化しており、過疎地域での医療人材の確保や超高齢化による患者の増加への対策は喫緊の課題となっています。
一般的に最新鋭の機器は主に都会の病院に導入されます。これももちろん有益な使い方ですが、専門病院や大病院がない地域では、その機器一つだけで島全体が大きな恩恵を受けられるのです。離島などの過疎地域にこそ、高性能の機器が必要とされています。
同社ではこうした社会問題や、地域の課題に社員が寄り添い、機器の導入を進めています。
日本各地でコーポレートメッセージの実現のため奮闘する社員の様子をコンテンツ化し、ブランディング施策の軸に置くことが今回の課題でした。
施策:ブランドジャーナリズム的コンテンツをシリーズ化し展開
企業みずからが自社と社会とのかかわりについて、ジャーナリズム的な視点で取材し、広く社会に発信していく取り組みのことをブランドジャーナリズムと呼びます。同社が各地で提供している価値は、まさにこうしたブランドジャーナリズム的切り口で伝えていくのに適したものです。
そこで機器を導入した病院に取材を行い、病院が抱える問題に同社の製品や社員がどう関わり、課題解決にどう貢献しているかを、第三者の視点から明らかにしました。
同社の取り組みだけにフォーカスするのではなく、冒頭にも述べた「2025年問題」や過疎地域での問題、子ども医療の問題といった社会問題との関わりを描き出すことで、そうした問題に関心のある読者に、広くコンテンツが届けられると考えました。
当社ではこれらのコンテンツの企画協力、取材、撮影、原稿作成から、コンテンツを掲載するオウンドメディアの構築を担当しました。
今回の事例の応用範囲
今回の事例ではブランディング施策の一環として、社会や環境と自社製品・サービスとの関わりを取材コンテンツとして形にし、オウンドメディアを使って発信しました。
これにより顧客だけではなく、自社社員や入社を希望する学生、投資家といったステークホルダーにも、自社のビジョンを知ってもらうことが可能になります。
当社ではこのようなブランディングを目的としたコンテンツの企画から制作、実際に掲載するメディアの構築まで一気通貫で対応することができます。
ブランディングの課題をお持ちの方、自社の取り組みや姿勢をもっと多くの方に届けたいというお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。